英語はリスニングよりもスピーキングを優先すべし!
私が初めてお話させていただく生徒さんの多くの方が「取りあえず、何を言っているか聞き取れるようになる方を先に」と仰います。
私はこの言葉を聞くたびに 「逆がいいですよー!」と言っています。
子供の生徒さんと大人の生徒さんでは英会話の上達アプローチが違います。
違って当たり前です。
すっかり忘れてしまっていることとはいえど、むかーし昔に英語をやっていますね。 そして、単語を調べた時に出てくる日本語の意味も大人は理解できます。
子供の生徒さんは、まだ何もわからず、ゼロから、アルファベットからという事も多いです。
赤ちゃんは聞こえてくるものを一生懸命「言葉のシャワー」を浴びながら、自分の脳も育てつつ成長していきます。
子供の場合はまずは英語のシャワーをどんどん浴びて、英語耳を育てるというのは大事な事です。
リスニングができるようになっても・・・・
リスニングのスキルが向上したとして、相手の言う事が理解できても、それに対して「こちらがちゃんと理解できたことが相手に判る行動」をとらない限りは、目の前の相手にはそれが何も伝わりません。
日本人は総じて感情表現が乏しい・・・・・・
だから、外国人から見れば「何を考えているかよくわからない人種」なんです。
だから、結局こちらの心の中のものを伝えられないまま・・・・という事実は何も変わっていないことになります。
何はともあれ、スピーキングを先に!
私自身はネイティブではないので、英語での意思疎通に困った時期が勿論ありました。でも「相手の言ってる意味は正直あまり良く理解できないけれど、こちらが言う意味が解ってくれたら、対応してくれるはず!」という気持ちがあり、スピーキング向上のために数々の努力をしました。
相手からは私がリスニングが弱いという事は当然わかるわけですし、取り繕う必要もないですからね。
それであれば、「相手の脳と口を借りながら、コミュニケーションを継続させる」という方法もありなんじゃないかな!と思ったわけです。
自分がスピーキングで使っている言葉には親しみが湧く
リスニングが弱いという事実も、自分がスピーキングで使用している(したことがある)単語やフレーズなどには、少なからずとも反応します。
「おや?どこかで聞いたような言葉だな。。。。。あっ!あれだ!」
自分がその言葉を使用する時には調べてから使うと思います。正しい発音も耳で確認するでしょう? だから、親しみが湧きますよね!
リスニング力だけを向上させても、その変化の度合いは相手には何も見えません。
だから、自分自身が相手とコミュニケーションを楽しく取る、そしてその向上の度合いを自分自身だけでなく、相手にも分るようにさせるためにもスピーキングを優先させた方が絶対いいんです!
満足度も大きく違います。
これを繰り返しているうちに、少なからずリスニングは向上しますから。