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学習を向上させるための教材の選び方

先日、小学生の生徒さんのご家庭から「高校生くらいまで使用できる辞書を買おうと思うけれど、おススメは?」とご質問がありました。

「電子辞書ですら、ほぼ使わずに誰もがGoogle先生を頼る時代になっている中、本の辞書を購入検討されているなんて、素晴らしいなぁ」と感心したものです。

私が子供の頃は、「辞書がボロボロになるまで使え!」「調べたものはマーカーをしろ!」なんて言われて育ちましたが、現在で実際に本の辞書を使用している教育機関はかなり少なくなっていますね。
反対に、本の辞書を多用して、競争のように早く調べさせている小学校があり(確か港区だったかな?)TVで観た彼らの辞書は手垢で真っ黒、そしてボロボロになっていました。

それくらい高い使用頻度だと、辞書も、購入した親御さんも「甲斐があった」と思うでしょうね。

 

辞書や教材は使用者の目線から

結論から申し上げると、私がお答えしたのは「実際に本屋さんへ出向き、お子さんに手に取って幾つか比較検討させて、見やすい、入っていきやすいと感じるものを選ぶといいです」とお伝えしました。
これは、たとえ使用者が姉妹や兄弟であっても「わかりやすい!」と思うポイントが違うからです。
論理的思考の人であったり、視覚的情報が大事な人だったり、様々です。

ちなみに、私自身は「難しい言葉が多用されていないこと」および、「見やすさ」を重視しています。(こちらは電子版でも同じ)

費用的にも場所的にも、人数分そろえるのは辞書の場合ですと少し大変かもしれませんが、「こちらが探してもいない情報を、辞書の方から与えてくれる」という点は、電子辞書等とは大きく異なる利点かなと思います。
だから、追加で興味を持って「へぇ、興味深いなぁ」となりますよね! これって、素晴らしい事だと思います。

 

一番良い方法は・・・・・?

下記で紹介するものは、子供さんにはまだ難しいのでおすすめしている訳ではありませんが、大人の英語学習者(英会話も同じ)さんたちには、ぜひ 英英辞書 を使うよう心掛けてほしいと思います。

その名前の通り、単語を調べようとした時の答え(説明)が英語で書かれています。
英語は本来 英語で理解をすることがベストです。 これができるようになってくると、スピードが格段とアップします。

私自身も最初は(というか、長い事)できませんでしたが、英英で調べられるようになったら別な角度からの英語の理解度が向上しました。また、説明力が高まりましたよ。
英語を英語で捉えられている人は「日本語に英語が沢山混同した話し方をしてくる」という特徴があります。

日本語でその言葉は存在するけれど、ちょっとニュアンスが違う。なんだか少し違和感がある。等の場合、英語が入ることがあります。

話は戻りますが教材の選び方も同じです。 使用者自身が「スッと理解できる書かれ方がされているもの」を選択してくださいね。
そのうえでオンライン等で購入するのは悪くないと思いますよ。