斜め上の発想が凄い! バレンタインデーの思い出
今日は2月14日 バレンタインデー♪
自分が学生だった時には好きな男の子へ「何をあげようかな💛」とウキウキ、ソワソワしたものです。
そして同級生のお友達も 誰が誰にあげる 誰からもらった 手作りした 買った 等とそれこそいろんな話をしました。
日本では、バレンタインデーは女の子から好きな男の子へチョコレートをあげる というのが一般的⁈な考えになっているようですが、
海外では違いますからね。
どちらかというと、逆です。
その日は街中の花屋さんに男性が長蛇の列を作り、下着屋さんにはセクシー真っ赤な下着が多数扱われ販売されています。
バレンタインデーは自分の 愛 を伝える日
愛を伝える といっても、この意味の愛は必ずしも男女間の愛情に限ったことではなく、親への愛、家族への愛が含まれます。
ようするに、自分の中で 「あなたの事をとても愛していますよ。大事な人です」という事を伝える日なんです。
ちょっとしたギフトと一緒に必ずメッセージカードを添えてね。
海外ではこのメッセージカードの種類が豊富です。 そして、予めメッセージが書かれているものが売られています。
これらの中から自分の心情に近いカードを選び、追加で一言手書きで添える。
これが一般的
私の夫は2月6日で来日17年目に突入しました。 パチパチパチ
早いものでもう17年です。(相変わらず日本語は下手くそですが・・・・・)
今日は彼が来日してきて数日後、初めて日本でバレンタインデーを迎えた時のことをお話しします。
玄関先に呼び出されると・・・
17年前、来日してきて数日後に日本で初めて迎えたバレンタインデー。
私にとってはバレンタインデーって、そんなに特別な位置づけの日ではないのですが、カナダ人の彼にはやはり違うようで。。。。
「花屋さんは近くにある? 一人で選びたいんだ!」
私はあまり花には興味のない女なので(笑)「花は要らないよ。」と伝えるも、決して諦めない。
「Cutie, 日本に来て僕たちの初めてのバレンタインデーじゃないか。どうしても花をあげたいんだ!」という言葉に根負けした私は
「わかったよ。じゃ、大きいのは要らないよ。本当に、本当に小さい、ちょっとだけにしてね」と伝えました。
当日、仕事を終え帰宅した彼が私を玄関先で呼びました。(婚約していたので、すでに一緒に住んでいました。)
「ちょっと来て!」
何だろう?と思って玄関へ行くと、なんと膝を立てて花束らしきもの(もう見えている)を背中に隠して何かを言う準備中の姿が。
もう17年前の事なので、その時に何を言われたかまでは正直覚えていません。なにせ、キョーレツな事がこの後あったので、その思い出ばかりが強すぎて。。。。
素敵な言葉と一緒に渡されたものは何とっ!
後ろに隠していた花束を私に差し出して、何かを言ってくれていた彼(現夫)。
次の瞬間私は噴き出してしまいました!
「花束は要らないよ。でも、どうしてもというなら、小さいものにしてね。」
そうは確かに伝えましたが、渡されたものは何と
仏壇用のお花
菊をはじめとした 日本人の私達なら一目で判る 明らかな 仏壇用のお供えのお花。
「ねぇ、Cutie. これ、何のお花かわかる? 仏壇(ちゃんと説明しました)にお供えする花よ。」
私のこの言葉に、格好よく決めたかった(であろう)彼の表情はみるみる落胆へと変わり、少し怒りが。
「君が小さいものがいいって言ったじゃないか! どうやったら仏壇用だってわかるのさ! ちゃんとお花売っているところで買ったんだよ!おんなじ花じゃないか!」
その時に初めて「そう来たか!」と異文化の違いを楽しんだ私なのでありました。