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英語を話せるようになる人と、そうでない人の差って何だろう?

2023年度、4月になりました。

私はすべてを一人で運営しているので、4月になってクラス数が増えれば準備も多くなり大変です。
でも、「英語によって人生が180度変わった私は、英語で人の役に立ちたい!」という気持ちがとても強いので、リフレッシュしてスタートです。 またひと踏ん張りするぞー!

さて、話は変わりますが、皆さんは英語を話せるようになる人と、そうでない人の違いは何かわかりますか? それはどんな事だと思いますか?

子供達からご高齢の生徒さんの沢山の方々を見てきて私なりに感じる事があります。
1回ですぐに覚える人。
1つづつ、ゆっくりと丁寧に説明してもなかなか腹落ちせず、習得に時間はかかるけど、入ったら抜けない人。
覚えるのも早いけど、抜けるのも早い人。
理論的に説明しなければ腹落ちしない人。
感覚でガンガン行く人(←私、これです。笑)

やっぱり、1回ですぐに覚えて、抜けない人がうらやましいですよね。
苦労少ないだろうなぁ。と
特に単語が覚えられない時、忘れてしまった時、文法を覚える必要があった時などは本当にすぐ覚えられる人がうらやましかったです。
若い時に思い描いていた人生と全く違う人生を歩んでいるのですが、
英語が話せるようになる人と、そうでない人には必要な力をうまく使えているか? が関わっているなぁと教える立場になって感じます。

 

必要な力って?

英語を話せるようになるためにも、実際には必要な力というものが幾つかあります。  

私が生徒さんに話すのは下記の5つの力です。 
・思考力 ・判断力 ・表現力 ・コミュ力 ・努力  

まずは1つ目 思考力
「こんなシチュエーションでは、あなたなら、どんな事を聞きたいですか?日本語でいいので教えてくださいね」と話しても、「何を聞いていいのかが分からない」と、黙ってしまう人は、思考力が少し不足していると言っていいでしょう。 
日本語で と伝えているのだから、語学力の有無ではないはずです。 スタートラインに立つ前の話です。 

2つ目 判断力 
これは、自分が英語を話し始めた時に「あ、難しくて言えないかも」となった場合、或いは、話し始める前の段階でそう感じた場合、他の手段に切り替えて挑戦を継続させようとできるか? 言い終えるために他にはどんな可能性があるか? これをジャッジするための判断力 

3つ目 表現力 
英語は「何を言うか?」ではなく、「どう言うか?」が大事です。 言葉でダーッと羅列するよりも、少し言葉数を控えてでも、間をうまく使ったり、声のトーン、スピード、視線の向き、体の使い方、表情等をうまく使った方が、相手の心に響く話し方になる事が多々あります。 簡単な言葉では相手の心を掴めないか?というと、決してそうではないと、実体験から断言できます。何を言うか?じゃなくて どう言うか?  表現力は大事です。

4つ目 コミュ力
「通じない」を解決するには、このコミュ力こそが、不足している英語力を補う役割をします。
英語を構成している要素を100%と数字で表すとしたら、語彙をどの位知っているか、文法を知っているか、丁寧やカジュアル等の言い方の違いがわかるか 等の言語能力は50%です。 

残りの50%は何かというと、コミュニケーション能力です。 外国の人との関りの中、どのように接したら円滑に物事が進むかという立回り方がうまい、1回で通じなったとしても、言い方を変えたりして数回の会話のラリーで解決が図れる、不快な思いをさせない言い方や、相手を嬉しくさせるような言い方を自然にできる等です。

これは、英語に限ったことではなく、日本語を話す上でも同じですね。

そして最後に 努力
実はこの 努力 を表す心打たれた出来事がありました。 
子供の生徒さんなのですが、とあるクラスでfeelings(emotion)感情をやったのですが、それぞれの表現を英語で何と言うか?というのをホワイトボードに書いておきました。 そして、講師の私が英語だけを言い、該当するところの英語にレ点を次々つけていくゲームをしたのです。 
I’m happy と私が言えば、 happyと書かれている場所に生徒がレ点をする。 という具合です。 

実はあるおひとりの生徒さんは、他の生徒さんよりも少しだけこのゲームをこなすのに、時間がかかってしまいました。
ちっとも気になる程度ではありませんし、私自身は特に気にしていませんでしたが、その生徒さんにとっては、自分は他の人より遅かったと気になったのでしょう。

なんと、ご自宅で同じように練習されたんです! 
すぐに覚えられるタイプの人は本当にうらやましいですが、多くの人が残念ながらそうではありません。私自身もその一人です。 
でも、思うのです。  最終的に、努力できた人だけが、継続できた人だけが、できるようになると。  
話は長くなりましたが、必要な努力というのは人により分量が異なります。 

「私はやっている!でも・・・・」 という結果に現在なっている人がもしいたなら、それは 「あなたにとって、必要な分量まで、まだ足りていない」という事なのでしょうね。

継続あるのみ です。