ブログ

英会話に必要なスキルはリスニングとスピーキングだけじゃないのか⁉

英会話を習っている方も、これから英語を習い始める方も、全ての方に共通して持っておいて欲しいマインドがあります。

私がこれまで、11社の外資系企業のべ32か国の外国人達と一緒に仕事をしてきた中で、実は日本人の話す英語の話し方に非常に違和感を感じた事が多々あります。
今回はそのことについてお話していきましょう。

 

リスニングとスピーキングだけが英会話と思った方は要注意

英語を話す上で、「聞き取る力」リスニング力は非常に大切なことです。
同じように、「喋る力」つまりスピーキング力もまたとても大事ですね。
このリスニングとスピーキングの向上を夢見てやまない人々が世の中多いわけですが、私が実際に長年ビジネスで英語を使用してきた中で、強く感じた事があります。 それは・・・・・

「英語はただ聞き取れて(意味が分かり)、喋れれば良いわけではない。」ということ。

実は他の要素も非常に大切なのです。にもかかわらず、それに気が付いて英語を話せている人が圧倒的に少ない」のが現実です。
実はこれって、非常に危険でもあり、先進国であるのに英語を話せない日本人が多いという残念な結果をまねている原因の1つだったりもします。

 

意思疎通が図れることだけがゴールだと行きづまる日がくる

さて、そもそも英語を話せるようになりたい という方の目的は何のためなのでしょうか?

我々日本人は日本語が母国語ですね。そしてこの世界中で、日本語を母国語としている国は他にはありません。
その為、日本語が話せる外国人と会話する以外は、こちらが使う言語を何かしら別のものに変える必要があります。 
英語は現在のところ世界共通語とされているので、こちらも英語に変えて話します。 
その時にぜひとも注意して欲しい事があります。
それは「意思疎通ができるだけの話し方をしない」ということ。 

これはどういうことか?というと、 言語を変えてまで、異国の方々と話すという事は、コミュニケーションを図るという事が根底にありますよね。 
コミュニケーションツールとして英語は存在するわけです。 
であれば、コミュニケーションというのは、お互いが気持ちよく、心地よい空間を過ごせるようにするべきものです。 
「ただ喋るのではなく、目の前の相手と、心を通わせ合えるような話の仕方を身に着けて欲しい」と私は願うのです。 
それが、コミュニケーションの本質だと私は考えるためです。

英会話を教えている講師は星の数程います。
それぞれに特化した部分だけを教えている講師もいれば、そうじゃない講師もいます。

でも、コミュニケーションの本質である 「相手と心まで通わし合うために」という深い部分までを考えた話し方を指導している講師は非常に少ないように見えます。

多くの講師は 文法・発音・イディオム・ボキャブラリー・フレーズ等、いわゆるLanguageを教える事が多いのに対し、私はそれら英会話の基礎的な部分だけでなく、更に「生徒がどう話したいのか?」「どんな風に人から見られたいのか?」「話す相手がどこの国の出身なのか?」「どういった状況で話すのか?」そして「上手くいかなかった場合にどのように対処したら上手く乗り越えられるのか?」といった ”外国人の中で立ち回る術” これをコミュニケーション法として指導する英会話レッスンです。

場当たり的なレッスンではなく、こういった事を戦略的に指導している というところが大きく違います。

同じ「英語を話せるようになる」というゴールがあるのであれば、What = 何を話す の部分だけを教わるのと
How = どう話す までを教わるのでは、生徒さんに訪れるであろう将来が大きく変わってくるのです。
話し方が変れば、「少し言葉を交わした相手」から、「今日出会えて良かったご縁」に変化するからです。
付き合う人々が変れば、訪れる未来もまた変わっていきます。
そういった経験を沢山してきた私だからこそ、生徒に役立つ実践的なレッスンを提供できるわけです。

意思疎通が図れるだけの話し方をし続けている間は、「少し言葉を交わした相手」という関係性からは、いつまでたっても抜ける事ができません。
例えそれがビジネス上の関係であっても結局は同じです。
我々に心があるように、話しをする相手にもまた心があり、感情があります。 相手の心まで掴める話し方を身に着け、本当の意味での 英語でのコミュニケーション が図れるようになりたいと思いませんか?

外国人の心を一瞬で掴む実践英会話監督 バアル瑠美