ブログ

海外では何歳になっても誕生日会をします。

こんにちは。Crossing Seasのバアル瑠美です。

今週は家族の誕生日がありました。 夫の母(私にとっては義理の母)が82歳になりました。

夫の両親はどちらもスコットランド系カナダ人なのでルーツはスコットランド。ヨーロッパからの移民です。

義理の父は夫がまだ8歳の時、大腸がんにより39歳の若さで他界してしまっていますので、義理の母が3人の子供たちを女手一人で育ててくれました。

その義母が82歳。 私と夫は知り合ったのがカナダにいた時の2004年の春なのですが、当時は義母と頻繁に会っていましたし、まだ元気な60代でした。

近年はオンラインでも、会うたびに年齢を感じる事が増えてきて、月日が経つのが早く感じます。

息子はどんどん背が伸びて成長し、私たち夫婦はシミ、しわ、たるみ(苦笑)も目立ち、髪のボリュームも寂しい感じになっていくー。(泣)年を取ったなぁと感じます。とはいえ、元気で過ごしていられることだけでも、見た目が云々ではなく、心から感謝をしたいです。

オンラインでZoom誕生日会をしました!

朝、洗濯ものを干していると夫が急に「今日はお母さんの誕生日だから、オンラインで話すことになっているんだ!早く来て!」と。平日で子供は学校でいないので(夫はコロナなので1年間、ずっと自宅で仕事です)  「わかったよー!干し終わったら行くね!」と伝えた後、夫の傍に行ってみると・・・・・ 総勢24人が! 日本時間、朝9時。カナダ、トロント前日夜7時です。

てっきりお義母さんと私たちだけかと思ったのですが、コロナ禍ですっかり忘れていた”あること”を思い出しました!

海外の人は何歳になっても誕生日会をする!

お義母さんは2月24日生まれ。去年の今頃はコロナ騒動が始まっていたので世の中が恐怖に包まれ始めており、”集う”ということを控え始めていたころ。 かといって、Zoomなどでの集まりもまだやっていない人が多かったということと、近年体調を崩して入退院をしていることが多かったお義母さんでしたから、簡単に「おめでとう!」を言って少し話して終わりだったのですが、本来、外国の方は何歳になっても毎年毎年誕生日会をするということをすっかり忘れていました。

写真を撮りましたが、集まった人数は最終的に総勢26名でした。

ケーキはお義母さんとお義姉さんが自分たちで準備してきていましたので、私たちはローソクの火を目の前に誕生日の歌を歌いました。

オンラインなのでギフトをあげることもないですが、久しぶりに一度にたくさんの人に会えるのは、お義母さんにとっても、嬉しそうでした。

私が夫と付き合い始めの頃は、「僕のお母さんの誕生日会に来て」と呼ばれたことも物珍しく、私にとっては「良い機会」だったものです。 ところが、回数を重ねていくうちに

「そんな、もう子供じゃないんだから、なにも毎年毎年やらなくても・・・・。」と感じたことは、正直何度もあります(笑)  この感情は決して義理のお義母さんだから思うこと ではなく、他の家族の誕生会もあるわけですからね。「面倒くさいなぁ。 ついこの前会ったばかりだし」 と感じる事はありますね。 私たちの場合は、日本に住んでいるので、距離もありますし、時差もあるため、全くと言っていい程、通常のお付き合いはないのですが、近くに住んでいたら大変だったかもしれませんね。

あ、誤解のないように捕捉しますが、お義母さんはとても穏やかで優しい人です。 決して関係性は悪くないです。(笑)  ただ、本当に 文化の違い なのです。

私には新潟の実家に住む両親の他に上と下に兄弟がいますが、一緒に住まなくなってから ”わざわざ集まって誕生日会をする” なんてことが経験ないのです。家族仲は悪くなく、どちらかというと良い方ですが、兄弟の誕生日会など、もう〇十年していませんからね。 日付は覚えているので LINEやSNSで簡単に「おめでとう!体に気を付けて良い一年にしてね!」などお互いにメッセージを送ることはありますが(忘れることもありますし、メッセージをもらわないこともあります)誕生日会という発想は浮かばないですから。

文化の違い とても強く感じます。

ビックリ⁈ こんな方まで登場するとは!

さて、Zoomとはいえ、集まった人数は26名! 主役である夫の母はもちろん、義理の姉。 そして遠方に住んでいる夫の兄と奥さん。私たち夫婦。← ここまでが直接の家族

そのほかに、お義母さんのいとこ、そのいとこの娘さん(一緒には住んでいない)、亡きお義父さんのお兄さん夫婦(伯父さん・伯母さん)、そして妹さん夫婦(叔父さん・叔母さん)とその娘さん(遠方に住んでいる)。夫のいとこの子供たち。 そして、そして、びっくりなことにお義姉さんの友人夫婦。 一族の中でアジア人は私ただ一人ですので、「ちゅ、中国の方がなんでこの場に?!」とびっくりしましたよー。

お友達まで登場しちゃうのが、なんとまぁ。。。。。

それは今回に限ってのことではなく、同僚も登場することも過去にもありましたねー。

去年は夏にカナダへは帰省できなかったのですが、その前の夏に帰省した際、ちょうど私たちの息子の誕生日会をやってくれたのですが、ボーリング場でみんなでゲームを総勢45名位で楽しんだのですが、「あなた、誰よ?」という方たちも大勢お越しくださいました。(爆笑) その方々の子供たちも連れてきてボーリングも楽しんで。

でもね、息子にプレゼントくださるのですよ。ちょっとした文房具だとか、Tシャツだとか。その気持ちが大変ありがたかったです。  「日本に帰る時にかさばらないようなものを選んだつもりなんだけれど。。。。」とカードと一緒に。

ボーリングやりたいだけで来たわけじゃないのね。← 私って嫌なヤツ⁈(笑) 夫に聞いたら「まぁ、こんな事もあるかもしれないね。 特に僕らは近くに住んでいないから特別ね。いい機会だからって車で片道4時間かけて来てくれている人も何人もここにはいるよ」と。 愛だわね。愛~。💛

 

さきほどの誕生日会の話に戻りますが、普通「明日ウチのママの誕生日会なんだけど、来る?」って誘います?そして声かけられて、行きますか?  私が声かけられたら ビックリですよ。ハイ。 「え?何であなたの家族の誕生日会に私が!」って思いませんか? 幼馴染で昔からよく知っている家庭で、おじさん、おばさんをよく知っていて久しぶりに会いたいな とかなか理解もできますが、同僚とかって。。。。

文化の違いですねー。

私は結婚式をカナダでしたのですが、(翌年に日本でもしましたが)その時に名札と来てくださったお礼も兼ねて短いメッセージカードを名前と共に作成したことがあり、一度もお会いしないまま結婚式で初対面 という方も多くいらっしゃったのですが、このカードを作った経験があったので、名前だけは良く覚えています。  スペルはともかく、読み方。

ここ数年、直接お会いしていない方も久しぶりにこの日はお話でき、当時に比べて私の語学力も上がっていますので話せることも多く楽しいひとときでした。

いやー、それにしてもネイティブは早口! こっちまで「早いテンポで喋らなきゃいけない」気持ちにさせられます。舌を噛みそう(笑)

最近は数年前程、仕事で英語をガンガン話す環境ではなくなっているのでリスニングスキルは落ちていないものの、話すスピードが少し落ちたように感じました。 精進せねば!

誰かを紹介する時には必ず登場する This is 誰々.

長くなりましたが、一番最初に英語で習う This is XXXXX. という文章。 これ、多くの方が「こんなの習っても使えない英語だし!」と侮っていますが(例えば This is a pen.)実はそんなことは全くありません。 このThis is XXXX and this is XXXXX. You’ve met them before right? (こちらはXXXXさん、そしてこれがXXXXXさん。前に彼らに会ったこと会ったよね?)などという時には必ず使う言葉です。 この日のZoom誕生会でも、新たに一人登場すると、元々いた誰かがファシリテートして紹介してくれ、名前を言われた人は「Hi」って軽く手を挙げてます。

家族だけなら全員知っているから通常はこんなことしなくても〇十年のお付き合いだからわかるってものですが、知らない人も登場するので。。。。(笑)

国際結婚もうすぐ15年。 もう慣れっこになってしまったことも、”新たな視点”でみなさんにお届けしていこうと思います!

お楽しみに!