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英語を話すことは、頭の体操なんです。

今日は特に英会話初心者さんがよく陥っていることについてお話します。

今週は中学生のレッスンだったのですが、12月ということもあり、クリスマス関連の教材を登場させています。
前回のブログでも書いたのですが、日本人の英会話には圧倒的に「質問する力」が不足しています。
英語力を上げたいという気持ちも十分理解できますが、それと同様に大切な事というのがあります。

それは何かというと・・・・・・物事を考える力    つまり、思考力 です。

思考力はなぜ英語力と同じ位に大事なのか?

Comprehensive practice 総合的な練習をするために今日は数枚のクリスマス関連の絵を見せて、そこから何でも良いので、考えられる聞きたいことはどんな事があるだろう?という事を考えさせてみました。
例えば Hot chocolate の絵を見て私なら以下のような事が浮かびます。

いつ飲みますか?
あなたはそれが好きですか?
最近飲みましたか?
何かこれに関する思い出はありますか?
始めて飲んだのはいつですか? 覚えていますか?
飲んだことはありますか?
どのメーカー(ブランド)がお気に入りですか?
誰と一緒に飲みますか? 誰が作りますか?
今自宅にありますか? 常備していますか?
温度について
自宅で飲む派ですか、店で飲む派ですか?
おすすめのメーカー(ブランド)はありますか? 等々・・・・
まだまだ出ますがこの辺にしておきます。

これらは英語に変換する前に「最初のステップとして」母国語である日本語ででも考えられるようにならねばなりません。
それらがあって、初めて「次のステップである英語へ」 という順番です。
上達していくと、最初から「英語で考え、英語で返答する」という思考回路ができていきますが、初心者はまだまだそこが鍛えられていないので、難しいです。
そのため、まずは 「どんな考えられることがありますか?」というものを日本語で考える。
私は最終目的地まで到達することができるならば、その手段は決められたものでなくとも良いと考えます。むしろ、それこそが凝り固まった思考になっており、英語上達の妨げになるからです。 

そもそも、考えられる力(思考力)が無ければ始まらない

幾つか挙げた例題ですが、1枚の絵を見て思いつくものが何1つなければ、英会話は少しだけ厳しいかもしれません。
だって、言葉を変えて少し乱暴な言い方になりますが 「思うものが何もない。何も感じない。」という事だからです。
これでは話に広がりがあまり出ません。
なぜなら、英会話はあくまで相手があって行う行為だから。
会話というキャッチボールを通して対話していくものです。 一方的なものではありません。

質問する力が大事だということは前回話しましたが、「何を質問してよいか、どんな質問があるだろう?」と考えられる思考力がなければ、質問も何もないですからね!

英語を話すこと(英語だけに限らず、別の言語も)は普段使っていない脳の機能を使用するといわれます。 
凝り固まった思考を柔軟にしましょう!